保育園と幼稚園、認定こども園は小学校入学前の子どもたちが過ごす場所ですが、それぞれ1日の流れが少し違います。
今回は幼稚園生活のスケジュールの例をご紹介します。幼稚園によっても活動内容は異なります。こちらはあくまでも代表的な一例です。
幼稚園の1日
・9時頃
子どもたちが登園する時間です。バス通園を取り入れている園もあります。
・9時15分
園生活の準備をします。カバンをしまったり、出席シールを貼ったりします。準備が済んだ子から遊びに入ります。
・10時
保育室で朝の集まりを行います。ごあいさつのほかには、季節の歌を歌ったり体操をしたり、当番の子が健康観察をすることもあります。
・10時15分
主活動の時間です。工作やゲーム、表現あそび、発表会の練習など活動内容はその日によって異なります。他のクラスと合同で遊んだり、園外に出て活動する場合もあります。
・12時
昼食の時間です。お弁当を持参する場合と給食の場合があります。テーブルをくっつけてみんなで「いただきます」をします。食べ終わった子から順に遊び始めます。
入園したばかりの年少クラスでは4月下旬頃までは慣らし保育のため昼食を食べずに降園します。
・13時
片付けをして帰りの集まりを行います。絵本の読み聞かせのあとに帰りの歌を歌い、ごあいさつをして終了です。
・13時20分〜14時頃
降園の時間です。保護者が園まで迎えにくる場合、担任は必要に応じて連絡事項を伝えます。バス通園の場合はエリアごとに順番に乗車して降園します。
保護者とも協力して幼稚園生活のリズムを作ろう
子どもたちが幼稚園生活のリズムを身につけるには、家庭との連携が不可欠です。入園時の懇談会等で保護者にもスケジュールを共有し、幼稚園の生活に合わせて家庭でも早寝早起きを心掛けたり、園生活を振り返る時間を設けられるようにしてもらいましょう。
同時に、担任は1人ひとりの家庭での様子に目を向けて配慮していくようにしましょう。
佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |