甘酸っぱくて見た目も可愛らしいフルーツ「いちご」。保育園の子どもたちにも人気の春の味覚です。今回は、いちごにまつわる豆知識をご紹介します。お誕生日会のクイズや主活動の導入などにぜひご活用ください。
いちごは果物……ではなく野菜!?
農林水産省によると、いちごは野菜に分類されています。田畑で栽培され、木ではなく草から実るものは野菜に分類されるのです。しかしいちごは果物と同様に扱われていることから「果実的野菜」とも呼ばれています。スイカやメロンもいちごと同じく果実的野菜なのです。
いちばん甘いのは先端部分
いちごは部位によって甘さが違います。最も甘いのは先端部分。先端のほうから熟していくため、甘さが蓄積されるのだとか。そう言われてみると、ヘタに近い部分は少し酸味が強いですよね。一口でパクっと食べたくなるいちごですが、ぜひ少しずつ口に含んで味の違いを確かめてみてくださいね。
いちごはバラの仲間
あまり知られていませんが、いちごはバラ科の植物です。バラ科の植物の特徴は、花びらとガクが5枚であること。実だけでなく花もぜひ観察してみてくださいね。
ちなみに、いちごだけでなくりんごやなし、びわなどもバラ科に分類されます。
日本一収穫量が多い品種は「とちおとめ」
関東から東北で栽培される「とちおとめ」は収穫量日本一。鮮やかな赤と甘みが特徴で、子どもからお年寄りまで食べやすい種類のいちごです。とちおとめは主に関東で消費されていますが、関西では「あまおう」が主流です。いちごにはたくさんの品種があるので、味や見た目にどんな違いがあるのか食べ比べてみたいですね。
保育でいちごに親しもう
童謡や手遊び、絵本の題材にもなっているいちごは、子どもたちにとっても身近な食べ物ですよね。いちごの旬の時期には、ぜひ子どもたちと一緒にいちごを味わい、親しんでみてはいかがでしょうか。
佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |