就職・転職活動をする上で、職場の離職率はぜひチェックしておきたいポイントです。年間にどれくらいの退職者がいるかを知ることは、働きやすさを把握する上で役に立ちます。
今回は、離職率が低い保育園の特徴をまとめました。就職前にチェックしてみてくださいね。
プライベートも大切にできる働き方
保育士は休みが取りにくく残業が多い仕事というイメージがあるかもしれません。しかし、休暇取得を積極的に促したり、職員同士が協力してなるべく残業をせずに早く帰ろうと努力している園もあります。仕事の時間だけでなくプライベートも大切にできる働き方が推奨されている職場は長く働きやすいと言えます。
安定的な収入を得られる
安定的な収入があることも働き続ける上で大切なポイントです。月々の給与だけでなく、賞与の実績や住宅手当や交通費、残業代についても確認しておけると良いでしょう。
人間関係が良い
人間関係が良い=職員の仲が良い、というだけではありません。仕事において必要なことをしっかりと伝え合うことができる信頼関係や、お互いの保育観の違いを認め合った上でディスカッションができる人間関係など、保育者として成長できる関係が構築できているかが大切です。
また、働いている職員の人数もチェックしてみましょう。十分な人数の職員が働いている園では保育に集中することができ、心にゆとりが生まれやすいものです。
福利厚生が整っている
福利厚生の充実度も離職率と関係しています。産休や育休、時短勤務など、子育てや介護など家庭の事情に合わせて使うことができる制度の有無は特に重要です。また、制度自体が存在しても利用実績がない場合もあるため、どれくらいの割合の人が利用しているのかも知っておくことをおすすめします。
離職率が低い園を探そう
保育士がやりがいを持って働くためには、働きやすさの土台が整っている必要があります。収入や休暇、福利厚生などの土台がしっかりしていないと、どんなに素晴らしい保育をしていても長く働き続けるのは難しいものです。働きやすさの土台を確認した上で、就職先を探すことがおすすめです。
佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |