めぐみ先生の保育コラム

乳歯と永久歯について知ろう

人が食事を楽しむために、歯の健康はとても大切です。赤ちゃんは生後7ヶ月頃から乳歯が生え始めます。6歳くらいには永久歯が生えてきますが、乳歯から永久歯への生え変わりの過程は重要な時期です。ぜひ乳歯と永久歯の特徴について知っておきましょう。

 

乳歯の本数や生え変わりの時期は?

乳歯の数は全部で20本です。上の歯が10本、下の歯が10本で3歳くらいまでに生え揃います。乳歯が永久歯に生え変わる時期には個人差がありますが、6歳頃から12歳くらいまでに生え変わるのが一般的です。最初に下の前歯が抜け、次いで奥歯の大臼歯と呼ばれる歯が生えてきます。大臼歯には乳歯がないのが特徴です。

 

なかなか永久歯が生えてこないけど大丈夫?

乳歯が抜けて永久歯が生えてくるまでの時間にも個人差があります。一般的には3ヶ月ほどかけて生えてくるようですが、半年以上経っても生えてこない場合は歯科医師に相談してみることをおすすめします。

 

永久歯は乳歯よりもじょうぶにできている

永久歯は乳歯とは違い一生使う歯です。エナメル質や象牙質の厚みは乳歯の約2倍もあり、とてもじょうぶなのです。また、乳歯が20本だったのに対し、永久歯は親知らずも含めて32本。本数も増えるのです。

 

仕上げ磨きはいつまで?

 

自分で歯磨きができるようになっても、小学校低学年くらいまでは大人が仕上げ磨きをしたほうが良いと考えられています。生え変わりの時期は歯の凹凸があり磨きにくく、食べ残しがそのままになってしまいやすいのです。また、生えたばかりの歯は虫歯になりやすいと言われています。

仕上げ磨きをするときは、できれば口の中がよく見える寝かせた姿勢で行いましょう。

 

生え変わりの時期こそ歯磨きの重要さを伝えていきたい

生え変わりの歯はとてもデリケート。ずっと使う永久歯を虫歯にしないためにも、丁寧なブラッシングが必要です。改めて子どもたちに歯磨きの大切さを伝えてみませんか。

 

佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

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