雪遊びは子どもたちにとって季節限定の楽しい遊び。しかし、雪が降りすぎると災害などさまざまな危険が考えられます。ここでは、保育園の大雪対策についてまとめます。
⒈除雪用具を準備しよう
除雪に必要なスコップや雪下ろし棒などを用意しておきましょう。お湯を撒いて溶かすと凍結して危険なのでやめましょう。
⒉気象庁の情報はこまめにチェックしよう
気象庁が発信する情報をインターネットやテレビ等でこまめにチェックするようにしましょう。注意報が出ている場合は園全体での方針を固め、保護者にも情報共有を行いましょう。また、自治体より指示があればその内容に従いましょう。
⒊通勤に気をつける
公共交通機関は雪で遅れる、もしくは運休になる可能性があるため余裕を持って移動するようにしましょう。車通勤の場合は車間距離を十分にとり、急ブレーキを踏まないように気をつけましょう。万が一車内に閉じ込められたときのことを想定し、備蓄品や暖房具などを車に積んでおくのもおすすめです。
⒋除雪は2人以上で行う
雪下ろしや雪かきの最中に発生する事故は珍しくありません。必ず作業は二人以上で行いましょう。また、晴れの日ほど屋根から雪が滑り落ちやすいので注意が必要です。屋根の上にのぼる際は、命綱やヘルメットをつけるようにしましょう。
⒌正しい歩き方をする
雪の上を歩くときは、いくつかポイントがあります。ぜひ子どもたちにも伝えていきましょう。
- 転んだときに手を地面につけるようにする。ポケットの中に入れない。
- つま先とかかとを同時に着地させる。
- 歩幅を狭くしてゆっくり歩く。
- 路面凍結している部分は踏まない。
- スノーブーツなど、雪用の靴を履く。
- 用水路への転落に注意する。
大雪の予報が出たときは、できるだけ早めに準備を行うことが大切です。職員間でも共通意識を持ち、事故や怪我を予防しましょう。
佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |