麦茶は保育現場でもおなじみの飲み物です。ノンカフェインで口当たりもよく、子どもからお年寄りまで安心して飲むことができます。
今回は、そんな麦茶の豆知識をお伝えします。
たくさんの健康効果が期待できる!
麦茶にはナトリウムやカリウムが豊富に含まれています。これらは汗をかくと不足しがちなミネラル分です。また、骨をつくるカルシウムやリン、皮膚や粘膜の健康を保つ亜鉛も含まれます。
ミネラル豊富な麦茶には、抗酸化作用や胃の粘膜を保護する作用、血流を良くする作用、むし歯予防効果があると言われています。
煮出すと香り高くなる
水出しでも煮出しでも栄養分は変わりませんが、煮出すことでより香り高くコクがある麦茶になると言われています。
煮出した後は冷蔵庫に入れて保管し、なるべく早めに飲みきるようにしましょう。
飲み過ぎは冷えやむくみの原因に
良いところがたくさんある麦茶ですが、飲み方には注意点があります。飲みすぎてしまうとむくみや冷えの原因になりやすいので気をつけましょう。
麦茶には体を冷やす効果があり、スポーツの後など体温が上がった後に飲むのにぴったりです。しかし、体を温めたいときには適していません。特にキンキンに冷えた麦茶を一気飲みするのは避けたほうがよいでしょう。
赤ちゃんはいつから麦茶を飲める?
赤ちゃんは生後1ヶ月頃から麦茶を飲めると言われています。しかし、母乳やミルクで水分補給をしている赤ちゃんにあえて麦茶を与える必要はありません。離乳食が始まる生後半年くらいのタイミングで様子を見ながら少しずつ与えてみるのがよいでしょう。
水分補給の大切さを伝えよう
麦茶は夏の水分補給にぴったりの飲み物です。
子どもたちにも水分補給の大切さを伝え、自ら考えて水分を摂取できるようにしましょう。
佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |