自己分析を丁寧に行うことは、スムーズに就活を進めるために有効です。
ここでは、保育の就活で役立つシンプルな自己分析の方法をご紹介します。
ステップ1:過去の経験を整理する
はじめに、自分の過去の経験を整理してみましょう。小学校くらいの出来事からさかのぼり、交友関係や好きだった遊び、頑張っていた勉強、部活動のことなどを書き出してみます。年表形式にすると読みやすいのでおすすめです。
「保育の仕事がしたい」と思ったきっかけの出来事があれば、詳しく書いておくとよいでしょう。
幼少期から現在に至るまでの経験を書き出してみることで、自分の長所や短所、得意なこと、苦手なことなどが可視化できます。
ステップ2:経験に基づいて自分の強みを探す
過去の経験を整理したら、その内容に基づいて自分の強みや良いところを探してみましょう。
例えば、
- 中学時代にバスケ部の部長をしていた経験→リーダーシップがある
- 大学時代は児童館でボランティアをした→遊びのアイデアが増えた
- 小さな頃から現在にいたるまで植物を育てている→植物に詳しい。毎日こまめに世話ができる
など、どんなことでもいいのです。大きな実績に限らず、日常の中における自分の強みも探してみましょう。
ステップ3:目標や展望を言語化する
最後に、未来のビジョンを言語化します。保育者になった後、どのような自分になりたいかをイメージしてみてください。保育現場でやってみたいこと、新しく学びたい内容、挑戦したい課題はありますか?
採用面接の担当者は、志望者の「現在の姿」だけでなく「未来の姿」も判断材料にしています。3年後や5年後の展望をしっかりと伝えてみましょう。
見出し:自己分析によって就活の軸をつくる
自己分析を行うと、自分だけの「就活の軸」が見えてきます。就活で迷ったときはこの軸に立ち返ることで、エントリーシートや採用面接で一貫した自己PRをすることができます。また、就職した後の目標設定にも役立つでしょう。
自己分析は、紙とペンがあればいつでも・どこでも始めることができます。
「自己分析って何をすればいいのか、どうやったらいいのか分からない」という方も、難しく考えず、まずはシンプルな自己分析を試してみてくださいね。
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |