まずは、退職をする意思が固まったら、直属の上司に相談しましょう。
民法上では、二週間前までに退職願いを提出すると記載されていますが、仕事の引継ぎなどを考えると、少なくても一ヶ月前に伝える必要はあるでしょう。保育園・幼稚園であれば最初に主任に退職の意思を伝えます。次に主任から園長に伝えてもらいます。退職の意思を告げる際には、仕事に区切りがついたときなど、相手の状況を考え告げることを心がけましょう。
(1)退職願の書き方
基本的には白地の縦書きの便せんに、黒インクの万年筆かボールペンで書きます。封筒は白地の縦長のものを使用し、表の中央に「退職願」、裏には部署名と氏名を書きます。表題を「退職願」とし、本文の書き出しは「私事」あるいは「私儀」とします。退職理由につきましては、「一身上の都合により」とだけ記入するのが一般的です。具体的な理由を退職願で書く必要はありません。退職日は、上司と相談した上で、決めた日付を記入しましょう。届け出年月日は、退職願を書いた日ではなく、退職願を提出する日を書いてください。自分の所属部署と名前を書いたら、氏名下に押印しましょう。宛名は、必ず会社社長や代表者の名前にしてください。
(2)会社へ返却する物
●健康保険被保険者証
●制服、エプロンなど
●身分証明書、社員章、名刺
●社費で購入した書籍や事務用品、フォーマットなどの制作物、業務で使用した資料 など
(3)会社から受け取る物
●離職票
●雇用保険被保険者証
●源泉徴収票
●年金手帳(提出している場合) など
(4)退職
今まで勤務していた会社を退職するということは、とてもパワーを必要としますよね。
思いがけない人から引き留めにあったり、思いもよらぬ人から高い評価をいただいていたり・・・
人のご縁はどこでどのようにつながっているかは分かりません。
退職した会社の方と違う形でご縁があったり、次のお仕事で助けてもらうことも出てくるかもしれません。
そのような意味でも、退職に関してはできるだけ円満に終わることができるように心がけ、「お互いに頑張りましょう」と笑顔で挨拶ができるようにしたいものです。
転職によって始まる新たなステージをスムーズにスタートすることができるよう、心からお祈りいたしております。